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「黒死牟 最終形態って結局何がすごいの？ 」 そんな疑問を抱いているそこのアナタへ。
ここでは黒死牟最終形態の外見的特徴から能力や作中での活躍。ファンの反応、そして他の形態との比較まで知りたい情報を全て網羅！
この記事を読めば、黒死牟の最終形態について誰よりも詳しくなれますよ。
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黒死牟の最終形態｜外見の特徴
の黒死牟の最終形態の描写がとても美しかったので、私も描いてみようと思いました。大変でしたが、本当に楽しかったです。 ☺️#kokushibo #こく pic.twitter.com/eIoGrTx1K2
— Daito | だいと (@daito_ink) November 10, 2024
黒死牟（こくしぼう）の最終形態は、人間だった頃の上弦の陸、継国巌勝（つぎくにいわかつ）の姿から大きく変わったものです。その特徴は、以下のとおりです。
■髪
より長く荒々しい黒髪へと変化。
■目
額に3つ、顔に3つの合計6つの目を持つ。 すべての瞳に月の模様が浮かび上がっている。
■口
顔の左右に裂けたような口がたくさん現れ、牙が剥き出しになっている。
■体格
筋肉質でがっしりとした体格。身長は普段よりもさらに高くなっている。
■服装
上半身は裸。下半身は鬼殺隊の隊服のような黒い袴のようなものを着用しているが、詳しいことはわかっていません。
■刀
以前の刀からさらに変わった血肉からできた黒い刀を使用。刀全体が目のような模様で覆われています。黒死牟自身の目が増えるのに合わせて、刀にも目が現れました。
異形の姿が示すもの
これらの特徴は黒死牟の鬼としての力、そして彼が抱える狂気と強い思いを表しているといえるでしょう。
特に6つもある目は、黒死牟が「透き通る世界」を見る能力を手に入れ、全てを観察し理解しようとする強い気持ちを表しているとも考えられます。
ファンからは、「最終形態のデザインが怖すぎる」「まさに最強の鬼って感じ」といった、その異様な見た目に対する感想が多く見られます。
一方でたくさんの口や普通ではない形の刀など、人間だった頃の姿から大きく変わってしまったその姿に、悲しい印象を持つファンもいるようです。
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鬼の力 |黒死牟 最終形態の能力
黒死牟は月の呼吸の使い手であり、その能力は他の鬼を圧倒するほど強力です。最終形態では、黒死牟の能力は鬼化と長い年月によってさらに強化され、以下のような特徴が見られます。
月の呼吸
月の呼吸は、作中で16種類の技が確認されていますが、型の数ははっきりとはわかっていません。
各技は血鬼術との組み合わせで強力な攻撃となり、三日月のような形の斬撃を飛ばすなどの効果があります。技を使ったときに現れる三日月は血鬼術によるものです。
月の呼吸の型は、鬼となり血鬼術と合わさったことで攻撃範囲がさらに広がり、非常に厄介です。
通常の剣士が技を使ったときに、水しぶきや炎が見えるように描かれているように、黒死牟が技を使ったときには剣の通った道に三日月のような模様が描かれます。
無限に刻まれる三日月と鬼
三日月のような模様はただの絵ではなく、なんと斬撃がその場に残っている状態なのです。
ベテラン剣士である黒死牟の攻撃は柱でさえ避けるのがやっとですが、剣を避けてもその後に残っている三日月に当たってしまうと斬られるのです。
特殊能力 – 最終形態で進化した力
透き通る世界
相手の筋肉、血流、関節の動きなど、体のあらゆる情報を見て透かすことができます。
鬼としての能力が上がった結果、より洗練されたこの能力により、敵の攻撃を完璧に予測し対応することが可能です。
広範囲感知
周囲の状況を、まるで自分の目で見ているかのように感じ取ることができます。
鬼としての能力が上がった結果、より洗練されたこの能力により、敵の攻撃を前もって察知し避けることが容易になります。
超高速再生
並みの鬼をはるかに凌駕する再生能力を持ち合わせています。重傷を負っても瞬時に回復します。
最終形態では首を切られても、すぐには動きを止めず一時的に再生する場面があります。
肉体強化
鬼化により身体能力が大幅に向上しており、常人離れしたスピード、パワー、耐久力を誇ります。
例として、時透無一郎の霞の呼吸の攻撃に刀を使わずに素手で防いだ場面が挙げられます。
戦闘スタイル
剣術と月の呼吸を組み合わせた、変幻自在の戦闘スタイルが特徴です。攻守ともに隙がなく、複数の柱を相手に互角以上の戦いを繰り広げました。
これらの能力を整理すると、以下のようになります。
| 能力 | 説明 |
| 月の呼吸 | 月の呼吸の型数は不明だが、作中では16種類の技が確認されている。鬼化と血鬼術により斬撃は三日月型に変化し、リーチと破壊力が大幅に向上している。 |
| 武器精製 | 血肉から刀を生成する能力。刀は自在に形を変えることができ、再生能力も非常に高い。 |
| 透き通る世界 | 相手の体の内部構造や動きを見透すことができる能力。鬼としての能力が向上し、より洗練されたもの。 |
| 広範囲感知 | 周囲の状況を感知する能力。鬼としての能力が向上し、より洗練されたもの。 |
| 超高速再生 | 驚異的な再生能力。最終形態では、首を切断されても一時的に活動継続。 |
| 肉体強化 | 鬼化により、身体能力が大幅に向上している。 |
表に挙げる能力により、黒死牟は作中最強クラスの鬼として鬼殺隊の前に立ちはだかります。
黒死牟の最終形態｜作中での活躍
（表紙 黒死牟の弟 継国縁壱)
黒死牟の最終形態は無限城における鬼殺隊との戦いで、具体的には21巻「第179話 兄を想い弟を想う」 で初登場します。
時透無一郎、甘露寺蜜璃、不死川実弥、悲鳴嶼行冥の4人の柱を相手に死闘を繰り広げ、圧倒的な強さを見せつけました。
なぜ最終形態になったのか？ 心の奥底
黒死牟は当初、痣を発現させた状態で戦っていました。しかし悲鳴嶼行冥の赫刀による攻撃によって、弱体化し首を切断されて絶体絶命の危機に陥ります。
このとき黒死牟は長年追い求めてきた強さへの執着。そして弟・継国縁壱への劣等感から、死への恐怖よりも敗北への恐怖を強く感じていました。
敗北への渇望と進化
強さへの執着と弟への劣等感、そして敗北への恐怖といった彼の執念が黒死牟をさらなる進化へと駆り立て、最終形態へと至らしめたと考えられます。
最終形態への変化は、黒死牟の精神的な脆さを反映しているともいえます。
強さを追い求めるあまり鬼と化し、人間としての姿を失いました。 それでもなお、縁壱を超えたいという思いに囚われていた黒死牟の心の闇が、この異形な姿となって現れたのではないでしょうか。
黒死牟の死亡シーンと最期｜笛のエピソード
※ ネタバレ注意 このセクションには、黒死牟の死亡シーンに関する詳細な描写が含まれています。未読の方はご注意ください。
黒死牟は20巻173話で死亡します。 直接的な死亡理由は、日の光を浴びて消滅したことです。 死亡理由の原因としては、以下の点が挙げられます。
- 縁壱への執着
- 黒死牟は生前より、弟である継国縁壱に強い劣等感を抱いていました。鬼となり強大な力を得ながらも、その執着から逃れることができず、精神的な弱さとなっていました。
- 自己崩壊
- 最終形態になることで、黒死牟は再生能力を向上させました。しかし再生不能なほどのダメージを受けたこと、そして鬼でありながら「無惨の血の支配」を超えた存在に到達できなかったことにより、自己崩壊しました。
実弥の刀に映った自身の姿を見た黒死牟は、己の醜さに愕然とし、精神的に崩壊していきます。
縁壱への想いと最期
最期、黒死牟は日の光を浴びて消滅していくなかで、まるで走馬灯のように過去の記憶を思い出します。 そして人間だった頃、縁壱から贈られた笛を握りしめながら、静かに息を引き取るのでした。
この笛のエピソードは、黒死牟の心の奥底に兄弟への愛情が残っていたことを示しており、黒死牟の悲しい最期をより印象的なものにしています。
黒死牟の最終形態｜圧倒的な強さ
黒死牟の最終形態は作中最強クラスの鬼です。その強さは、
- 時透無一郎
- 甘露寺蜜璃
- 不死川実弥
- 悲鳴嶼行冥
この4人の柱を同時に相手取り、互角以上に渡り合えるほどの戦闘能力、そして内臓のような刀による強力な攻撃に表れています。
具体的には、以下のエピソードが挙げられます。
時透無一郎の霞の呼吸「伍ノ型 霞雲の飛沫」を刀で防いだ 。
甘露寺蜜璃の恋の呼吸「参ノ型 恋猫しぐれ」を刀で受け止め、反撃した。
不死川実弥の風の呼吸「肆ノ型 昇上砂塵嵐」を、月の呼吸「陸ノ型 常夜孤月・無間」で相殺した。
悲鳴嶼行冥の岩の呼吸「伍ノ型 瓦輪刑部」を、透き通る世界で軌道を先読みし避けた。
これらの戦いの場面から黒死牟の最終形態が、攻防一体の圧倒的な戦闘能力を持っていることがわかります。
黒死牟にも弱点が
しかし最強の鬼である黒死牟も、次のような弱点を抱えていました。
オーバーロードによる身体への負担
最終形態は黒死牟の肉体に、大きな負担をかけていると考えられます。 実際に黒死牟は最終形態に変貌した後、自身の醜悪な姿に愕然とし、精神的に不安定な状態に陥っていました。
精神的な脆さ
弟である継国縁壱への劣等感、そして剣士としての強さへの執着が、黒死牟の精神的な弱さとなっていました。
強さを追い求めるあまり鬼になったにも関わらず、最強の剣士である縁壱を超えることはできず、その事実は黒死牟の心の奥底に暗い影を落としていたのです。
太陽光と斬首
鬼である以上、日の光には弱く頸を斬られることで死亡します。 これは最終形態に変貌した後も克服できていない弱点です。
黒死牟 vs 鬼舞辻無惨：どちらが強い？
黒死牟は鬼舞辻無惨に次ぐ実力者であり、十二鬼月のなかでも最強の剣士として君臨していました。 しかし総合的な戦闘力では、無惨の方が一枚上手でしょう。
無惨は鬼の始祖であり、あらゆる血鬼術を操ることができます。 また再生能力も黒死牟を上回り、ほぼ不死身に近い存在です。
| 項目 | 黒死牟 | 無惨 |
| 強さ | 上弦の壱 | 鬼の始祖 |
| 能力 | 月の呼吸、武器生成、透き通る世界など | あらゆる血鬼術、超高速再生など |
| 戦闘スタイル | 剣術と月の呼吸を組み合わせた戦闘 | 血鬼術を駆使した変幻自在の戦闘 |
| リーダーシップ | 鬼殺隊からは恐れられている | 十二鬼月を統率するカリスマ性 |
| 弱点 | 日の光、赫刀、精神的な脆さ | 日の光 |
表のように黒死牟と無惨を比較すると能力の質や汎用性、そして精神的な強さにおいて、無惨が優れているといえるでしょう。
黒死牟の最終形態｜他の形態との比較
黒死牟は作中で、「通常形態」「痣発現状態」「最終形態」の3つの形態を見せています。 それぞれの形態を比較することで、最終形態の特徴がよりはっきりします。
通常形態
■外見
鬼としての通常形態。6つの目を持ち、顔には鬼化の影響による独特の模様が刻まれている。
■能力
月の呼吸を使用可能。 剣士としての技量も高く、上弦の鬼のなかでも上位の実力者。
■強み
鬼としての高い身体能力と長年鍛えてきた剣術の腕前。
■弱点
日の光、赫刀。
痣発現状態
■外見
通常形態とほぼ同じ。 額の痣が濃くなる。
■能力
通常形態とほぼ同じ。 月の呼吸の威力が増加する。
■強み
通常形態よりも身体能力、剣技の威力が向上している。
■弱点
日の光、赫刀。 痣のある者は25歳まで生きられない。（痣を出した時点で寿命が縮まる）
最終形態
■外見
人間だった頃の姿から大きく変貌。 額に3つ、顔に3つの計6つの瞳、顔の左右に裂けたような口が複数出現。 刀は血肉から生成され、自在に形を変えることができる。
■能力
月の呼吸が強化され特殊能力がより洗練されたものになった。 再生能力が向上。首を切断されても一時的に活動できる
■強み
作中最強クラスの戦闘能力。 複数の柱を同時に相手取ることができる。
■弱点
オーバーロードによる身体への負担、精神的な脆さ、日の光。
| 項目 | 通常形態 | 痣発現状態 | 最終形態 |
| 外見 | 人間の面影を残している | 通常形態とほぼ同じ | 異形な姿 |
| 能力 | 月の呼吸 | 月の呼吸 (威力増加) | 月の呼吸 (強化) 、より洗練された特殊能力 |
| 強み | 高い身体能力、剣術 | 身体能力・剣技の威力向上 | 作中最強クラスの戦闘能力 |
| 弱点 | 日の光、赫刀 | 日の光、赫刀、寿命 | オーバーロード、精神的な脆さ、日の光 |
このように比較すると最終形態は他の形態と比べて、以下の点が大きく異なります。
■外見の異形化
人間だった頃の姿から大きくかけ離れた、醜悪な姿へと変貌している。
■能力の強化
月の呼吸が強化され、武器精製、透き通る世界など、特殊能力がより洗練されたものになっている。月の呼吸は血鬼術と組み合わさることで、通常の剣技よりもリーチや破壊力が飛躍的に増している。
■再生能力の向上
首を切断されても再生できるようになるなど、再生能力が飛躍的に向上している。
■強さの増大
複数の柱を同時に相手取ることができるなど、作中最強クラスの戦闘能力を有している。
■新たな弱点的側面
オーバーロードによる身体への負担、精神的な脆さなど、新たな弱点を抱えている。
最終形態は黒死牟の鬼としての力を最大限に引き出した、まさに究極の形態といえるでしょう。
しかしその強大な力と引き換えに、黒死牟は人間としての心を完全に失い、醜悪な怪物へと成り果ててしまったのです。
黒死牟の最終形態に対するファンの反応
黒死牟の最終形態はその異形さと強大さ、そして悲哀に満ちた過去から、ファンに色々な感情を抱かせました。
- 外見に対する反応
- 「怖すぎる」「気持ち悪い」「まさに最強の鬼」 といった、その異形な姿に対するストレートな感想が多く見られます。
- 強さに対する反応
- 「強すぎる」「柱4人がかりでも勝てないなんて」「月の呼吸の型が全部見れて興奮した」 など、その圧倒的な強さに驚く声が多く上がっています。
- 過去への共感
- 「悲しい過去に共感した」「兄上も本当は優しい人だったんだね」「最後は人間らしい部分を見せてくれてよかった」 など、黒死牟の悲しい過去や最期に、同情や共感を示すファンも多いです。
黒死牟と炭治郎の父親説｜ファンの間の噂
一部のファンの間では、黒死牟が炭治郎の父親ではないかという噂がありました。
これは黒死牟が炭治郎の先祖である継国縁壱と瓜ふたつであること。そして炭治郎の父親・炭十郎の死が作中で明確に描かれていないことが理由として挙げられます。
しかしこれは間違いであり、作者の吾峠呼世晴先生も公式ファンブックで否定しています。
黒死牟が炭治郎と戦わなかった理由
黒死牟は炭治郎と直接戦うことはありませんでした。これについては
黒死牟が鬼殺隊の柱としての立場を考慮したため。
縁壱の面影を持つ炭治郎と戦うことを避けたかったため。
といった推測がファンによってなされています。 真の理由は定かではありません。
もし黒死牟と炭治郎が戦っていたら、物語は大きく変わっていたかもしれませんね。
黒死牟最終形態｜鬼の極み、そして悲哀の象徴
黒死牟の最終形態は鬼としての力と狂気、そして悲しい過去が複雑に絡み合った、まさに「鬼の極み」ともいえる姿でした。その異形な外見は鬼としての圧倒的な力と、人間性を失った悲哀を同時に表現しています。
最強クラスの戦闘能力は鬼殺隊の柱たちを失望させましたが、同時に縁壱への強い嫉妬と執着が、黒死牟をそのような形に変貌させた原因でもありました。
最終形態は黒死牟というキャラクターの複雑さ、深さを強調し、物語にさらなる悲劇性を加えたといえるでしょう。
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【補足】アニメでの黒死牟の声優と鬼になった経緯
黒死牟の声優は置鮎龍太郎さん
アニメ版『鬼滅の刃』では、黒死牟の声を置鮎龍太郎さんが担当しています。 置鮎さんはその重厚な声で、黒死牟の威圧感と悲哀を見事に表現しました。
またアニメでは黒死牟の最終形態の異形な姿、そして月の呼吸の斬撃が、迫力のある映像と音響効果によって表現されています。原作以上に恐ろしい存在として描かれていますよ。
黒死牟はなぜ鬼になったのか？
継国巌勝は、双子の弟・縁壱に対する生涯消えない嫉妬心、痣の発現による若死への恐怖、そして剣技を永遠に極めたいという侍としての歪んだ渇望を抱えていました。
その心の隙を鬼舞辻無惨に突かれ、永遠の命と無限の強さという誘惑に屈し、人間性を捨てて鬼・黒死牟となりました。
これにより彼は絶大な力を得ましたが、その代償として人間としての絆や誇りなど、真に価値あるもの全てを失ったのです。