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この記事でわかること
✓ 歴代シリーズごとの龍神丸最終形態の特徴と誕生秘話
✓ 煌龍丸や超魔神龍神丸などの最強議論に関する考察
✓ 幻の形態とされる銀狼龍神丸や古代龍神丸の謎
✓ HGとNXEDGE STYLEにおける立体物の評価と選び方
魔神英雄伝ワタルシリーズのファンなら、一度は気になったことがあるはずです。

龍神丸の最終形態って、結局どれが一番強いの?という疑問。
煌龍丸や超魔神龍神丸、龍星丸といった歴代の最強フォームはもちろん、ファン界隈で語り継がれる幻の銀狼龍神丸の存在も気になりますよね。
さらに、最近のプラモデル事情ではHGやNXEDGE STYLEなど選択肢も増えていて、どれを買えばいいか迷ってしまうこともあると思います。
この記事では、そんな龍神丸の進化の歴史と、立体化された際の評価について、僕なりの視点でわかりやすく解説していきます。
※この記事は作品内容(終盤展開)に触れるため、軽いネタバレを含みます。
作品ごとに異なる龍神丸最終形態の種類と特徴

魔神英雄伝ワタルシリーズは30年以上の歴史がある作品ですが、実は作品ごとに「最終形態」の定義や進化の仕方が全然違うんですよ。
ただパワーアップするだけじゃなくて、時には転生したり、魂が合体したりとドラマチックな展開が目白押しなんです。まずは、各シリーズを代表する最終形態たちが、どのようにして生まれたのか、その特徴を深掘りしていきましょう。
七魂の龍神丸における煌龍丸の誕生秘話
【最終話プレミア公開中!】
— 『魔神英雄伝ワタル』シリーズ公式 (@wataru_PR) November 20, 2020
神部七龍神が見る夢の果て・・・
煌龍丸、ついに降臨!!!https://t.co/8VICUJTLlC#ワタル七魂 pic.twitter.com/OAja1jcTUt
2020年に展開されたWebアニメ『魔神英雄伝ワタル 七魂の龍神丸』。この作品のクライマックスを飾ったのが「煌龍丸(コウリュウマル)」ですよね。この形態、実はこれまでの龍神丸とは生まれ方が根本的に違うんです。
物語の発端において、龍神丸は新たな敵ドバズダーとの戦いに敗れ、その魂がバラバラになってしまいます。
そこから生まれた6つの龍魔神(龍蒼丸、龍戦丸、幻龍丸、龍激丸、聖龍丸、龍虎丸)が、それぞれの世界で戦い抜き、最終的に再び一つに集結することで誕生したのが煌龍丸なんです。
つまり、龍神丸の魂が完全に元の形に戻ったどころか、分裂していた間の経験値を全て統合して覚醒した姿と言えるでしょう。
他の龍魔神が、龍神丸の魂の一部が環境や状況に適応して変化した姿であるのに対し、煌龍丸は「龍神丸自身が変化した姿」であるという点で決定的に異なります。
圧倒的なデザインと変形ギミック
デザイン面でも、全身を覆う黄金の装甲と、胸部にあしらわれた勾玉(まがたま)の意匠が神々しさを演出しています。
特に胸のクリアブルーのパーツの中に勾玉のディテールが確認できる仕様は、「七つの魂が集まっている」ことを視覚的に伝えてくれていて、ファンとしては胸が熱くなるポイントなんですよ。

また、煌龍丸は人型から「煌龍飛翔形態」への変形機構を有しています。
頭部を回転させ、脚部を移動させることで、人型とは全く異なるシルエットへと変化します。
この変形は、初代龍王丸から続く「飛行能力の獲得」という進化の系譜を踏襲しつつ、より神聖なドラゴンの姿を強調したものとなっています。
煌龍丸のここがスゴイ!
単なるパワーアップではなく、一度失われた力が再結集して生まれた「再生と覚醒」の象徴。その火力は、ドバズダーを配下の魔神ごと消滅させるほどで、まさにシリーズ集大成にふさわしい「神」の領域にある強さです。
(出典:魂ウェブ『魔神英雄伝ワタル 七魂の龍神丸 スペシャルページ』)
超魔神英雄伝ワタルの超魔神龍神丸の性能
『超魔神英雄伝ワタル』より、
— プレミアムバンダイ 【公式】 (@p_bandai) September 22, 2022
「超魔神龍神丸」がNXEDGE STYLEシリーズ史上、圧倒的最大ボリュームで登場!
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両手で「剣王の剣」を振り上げたポージングも再現可能です!
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1997年のテレビシリーズ『超魔神英雄伝ワタル』で登場した「超魔神龍神丸」。名前からして強そうですが、その性能も桁違いです。この形態は、物語の中でワタルが各界層の聖神から授かった力を、全て統合した姿なんですよね。
本作における龍神丸の強化システムは「超力変身」と呼ばれ、各界層の聖神(光の獅子、炎の鳳凰、黒鋼の剣王、月の女神、氷牙の白虎、雷の銀狼)の力を借りて形態変化を行うものでした。
超魔神龍神丸は、これら全ての聖神の力が一つに統合された姿であり、単なる物理的なパワーアップを超えた、全属性統合型の神性を帯びています。
全属性統合型の強み
いわば、物理攻撃も魔法防御も、スピードもパワーも全部乗せした「歩く要塞」みたいな状態と言えるかもしれません。劇中では、ワタルの「良き心」の成長と、創界山の守護神たちの意志が合致した瞬間に誕生し、最後の敵であるアンコクダーとの決戦に挑みました。

武装の主力は「剣王の剣」です。
これは第三界層の聖神「黒鋼の剣王」の力を象徴するものであり、いかなるものも、例え空間であっても切り裂くことができる究極の剣と設定されています。
興味深い点として、超魔神龍神丸はそれまでの龍神丸が多用していた「炎龍拳」などのエネルギー弾系の技をあまり使わず、剣による物理的かつ概念的な斬撃を主体としています。
特徴的な「尾」の存在
デザイン上で面白いのが、背中に長い「尾」がついていること。約250mmにも及ぶこの尾は、人型ロボットでありながら、より「龍」という生物に近いシルエットになっていることを示唆しています。
リード線などで可動する立体物も多く、表情付けの重要なポイントになります。
ワタル2の龍星丸と初代龍王丸の系譜
シリーズの原点とも言える『ワタル1』と『ワタル2』の最終形態も忘れてはいけません。ここには明確な「進化の系譜」があるんです。
初代『魔神英雄伝ワタル』の「龍王丸」は、龍神丸と空神丸の魂が融合して生まれました。これによって、龍神丸最大の弱点だった「空を飛べない」という問題を克服したんですよね。復活の聖水による強化というイベントを経て、攻撃力と機動力が飛躍的に向上しました。
戦術的な完成度で言えば、この時点で既に一つの到達点にあったと言えます。
転生による新たな命、龍星丸
「ROBOT魂 龍星丸」が30周年特別記念版で登場!
— プレミアムバンダイ 【公式】 (@p_bandai) September 11, 2020
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メタリック・パール塗装も惜しみなく施した「超」豪華版となっています!!
飛龍形態にも変形可能です☆ https://t.co/o32BK2uVhi pic.twitter.com/VI1rdzii9L
そして『ワタル2』の「龍星丸」。これは単なる強化パーツ装着形態ではなく、新星龍神丸が暗黒空間での過酷な戦闘を経て、ワタルの心の成長に呼応して「転生」し、全く新しいボディを得た姿です。
召喚には「光龍剣」が必要となり、その存在自体が星界山の力を象徴しています。
特筆すべきは、人型から「飛龍」への完全変形能力を持っている点でしょう。龍王丸の鳳王形態からさらに進化し、龍そのものの姿になって敵に突撃する。この「黄金の龍」というイメージは、後の煌龍丸にも強く影響を与えていると感じます。
スペック的にも、レベル6、経験値777、そしてパワー(P)、スピード(S)、IQがいずれも250という高水準でバランスの取れたステータスを誇ります。

ワタルの心の成長に合わせて魔神も生まれ変わる、というドラマ性が最高にエモいんですよね。
幻の最終形態とされる銀狼龍神丸の謎
ファンの間で長年語り草になっているのが、「銀狼龍神丸(ギンロウリュウジンマル)」という存在です。これは『超魔神英雄伝ワタル』において、本来登場するはずだったが実現しなかった“第六界層の雷(銀狼)系の超力変身”を、ファンがそう呼んでいるケースが多いんですよね
設定上は、第六界層の聖神「雷の銀狼(アクアとマリン)」の力を得て変身する形態となるはずでした。しかし、劇中で聖神であるアクアとマリンが重傷を負ってしまったため、龍神丸に直接力を託して変身させることが不可能となってしまったんです。
なぜ「幻」と呼ばれるのか
その結果、銀狼の力は消滅したわけではなく、「雷神の兜」という形で具現化し、第五界層の形態である「白虎龍神丸」のパワーアップパーツとして託されることになりました。これにより、白虎龍神丸はシリーズで唯一の「二重超力変身(白虎+雷神の兜)」という特殊な形態になったのです。
オープニング詐欺?
また、ファンサイトやファンコミュニティでは「前期オープニングにそれっぽいカットがある(ように見える)」という説が語られることもあります。ここは公式で明確に断定しにくい領域なので、ブログ本文では“説として紹介”するくらいが一番揉めにくいかなと思います。
もし登場していたら、雷を操る超高速戦闘型の魔神になっていたんでしょうか。こういった「幻の形態」に思いを馳せるのも、設定資料集などを読み込むディープなファンの楽しみ方の一つですよね。
月光龍神丸や剣王龍神丸などの派生形態

最終形態ではありませんが、超魔神に至る過程の各形態も非常に魅力的で、中には「特定の状況なら最終形態より強いのでは?」と思わせるものもあります。
例えば、第四界層で登場する「月光龍神丸」。マントを羽織った魔術師のようなシルエットが特徴で、背中の月光輪(ムーンライトリング)を使って魔法を反射したり、回復魔法を使ったりできます。
必殺技の「月光登龍剣」は、敵が展開した魔法のバリアごと本体を切り裂く能力を持ち、「虚偽」を断つ力として描かれています。

物理攻撃が効かない相手には、間違いなく最強クラスの能力を持っていますよね。
物理最強の剣王龍神丸
そして第三界層の「剣王龍神丸」。これはもう、物理的な攻撃力に関しては全形態の中でもトップクラスでしょう。右腕と一体化した剣は、時空さえも切り裂くとされています。
重厚な装備ゆえにスピードが遅いという明確な弱点はありますが、当たれば一撃必殺というロマンの塊です。
このように、各形態が何かに特化した能力(尖った性能)を持っており、それら全ての長所を統合したのが超魔神龍神丸である、という構造を理解すると、より一層ワタルの世界観を楽しめるようになります。
龍神丸最終形態の最強議論とプラモデル評価
ここまで色々な形態を見てきましたが、結局のところ「最強」はどれなのでしょうか?そして、それらを立体化したプラモデルやフィギュアの出来栄えはどうなのか。ここからは、スペック上の比較と、実際に手にとって遊ぶ際のアドバイスをまとめていきます。
古代龍神丸と超魔神龍神丸の深い関係
最強議論をする上で避けて通れないのが、「古代龍神丸」の存在です。
『超魔神英雄伝ワタル』の最終局面では、ワタルが龍神丸から放り出され、単身で状況を打開しようとする展開が描かれます。その中で、炎部ワタルが残した登龍剣を見つける――という流れがあり、ここで“古代の英雄”としての古代龍神丸との縁がつながっていきます。
古代龍神丸は、かつて古代創界山を救った伝説の勇者であり、龍神丸のルーツや神話性を補強する存在として語られます。超魔神龍神丸が「ワタルが搭乗して戦う最強形態」だとすれば、古代龍神丸は「物語世界の根っこにある伝説(神話)」側の象徴、という整理がしっくり来ます。
パートナーか、神か
つまり、ワタルが操縦する「魔神」としての最強は超魔神龍神丸。一方で、シリーズの神話性まで含めた“起源”や“伝説”の方向で語るなら古代龍神丸が重要になる……というイメージです。
ここを「超魔神龍神丸が変身して古代龍神丸になる」と断定せず、“接続する存在”として扱う方が、公式の描写とも整合しやすくなります。
龍神丸の最強フォームをスペックで比較

では、各形態の強さをスペックや劇中の描写に基づき、僕なりの視点で比較してみましょう。
| 形態名 | 強さの性質 | 詳細分析 |
| 煌龍丸 (七魂) | 絶対的消滅力 | 敵を配下の魔神ごと消滅させる火力を持っています。これは単純な破壊力というより、存在そのものを浄化する「神」としての格が最高峰にあることを示しています。 |
| 超魔神龍神丸 (超ワタル) | 万能統合型 | 全属性(光、炎、剣、月、氷、雷)を使用可能。物理攻撃力と魔法防御力のバランスが完璧で、どんな敵にも対応策を持てる「技のデパート」状態です。 |
| 龍星丸 (ワタル2) | 爆発的ステータス | パワー・スピード・IQが全て数値上のカンスト級(250)。特に飛龍形態での突撃は、単体での突破力として凄まじいものがあります。 |
こうして見ると、煌龍丸の「敵を消滅させる」という描写は、戦闘というより「浄化」に近く、頭一つ抜けている印象がありますね。ただ、長期戦や搦め手を使う敵に対しては、どんな状況にも対応できる超魔神龍神丸の汎用性も捨てがたいです。
HGプラモデルで見る可動とギミックの進化
さて、ここからはお楽しみのグッズのお話です。
最近のBANDAI SPIRITSから発売されている「HG(ハイグレード)」シリーズは、本当に出来が良いんですよ。昔のプラモデルを知っている世代からすると、隔世の感があります。
特にHGの龍神丸や超魔神龍神丸は、当時のキットでは絶対に不可能だった可動域とプロポーションの両立を、現代の技術で見事に達成しています。

例えば、剣を両手で振りかぶる「登龍剣」のポーズが、引き出し式の関節によってめちゃくちゃ自然に決まるんです。
肩が前にせり出し、胸部ブロックが可動することで、あのサンライズパースのような迫力ある構図が手元で再現できます。
塗装いらずの完成度
また、色分け技術も進化しています。超魔神龍神丸のキットでは、「ジュエルシール」という特殊な立体的なシールが採用されていて、剣の宝玉の輝きが再現されています。
さらに、黒いパーツでも「影色」となる黒と、通常の黒を成型色レベルで使い分けるなど、マニアックな色彩設計が行われています。
塗装しなくても組み立てるだけで劇中イメージに近くなる「シールレス」な設計思想は、忙しい大人ファンには本当に嬉しいポイントですよね。作る楽しさと飾る楽しさを両立させた、傑作キット揃いです。
NXEDGE STYLEの造形美と課題点
一方で、完成品フィギュアである「NXEDGE STYLE(ネクスエッジスタイル)」も人気です。こちらはプラモデルとは違い、エッジの効いた独自のアレンジと、美しい塗装済みであることが最大の魅力です。
特に煌龍丸や龍星丸のゴールド塗装は非常に豪華で、メタリックな質感が神々しさを引き立てています。飾った時の見栄えは抜群で、コレクション性も高いシリーズです。しかし、正直なところ弱点もあります。
可動と保持力のジレンマ

煌龍丸などはデザインが非常に複雑で、背中のウイングや肩の装飾が大ボリュームになっています。その代償として、動かして遊んでいると肩のパーツがポロリとしやすかったり、関節の保持力が重さに負けてしまったりするという声も聞かれます。
変形ギミックも搭載されていますが、パーツの差し替えが多く、手軽に変形できるというよりは「組み替えて楽しむ」仕様に近いです。
飛翔形態でディスプレイした際に、翼が重みで垂れ下がってしまうこともあるため、ポージングには少しコツがいります。
購入時の注意点
「ガシガシ動かして遊びたい(ブンドド派)」なら、関節構造がしっかりしているHGのプラモデル。
「棚に綺麗に飾って眺めたい(ディスプレイ派)」なら、塗装が美しく場所を取らないNXEDGE STYLE。という選び方が個人的にはおすすめかなと思います。
自分だけの龍神丸最終形態を見つける結論

ここまで様々な龍神丸を紹介してきましたが、結局のところ、どの龍神丸が一番好きかというのは、あなたが「どのワタルを見て育ったか」に大きく依存すると思います。
最新の技術と映像美で描かれた、黄金に輝く煌龍丸も素敵ですし、シリーズの歴史を全て背負った超魔神龍神丸の重厚感もたまらなくかっこいい。そして、シンプルながら完成されたデザインを持つ龍王丸や、転生というドラマチックな背景を持つ龍星丸も色褪せません。
思い出補正こそ最強の証
強さの議論も楽しいですが、スペックや設定を超えて、「自分の思い出の中にある最強」こそが、あなたにとっての真の最終形態なのかもしれませんね。
日曜日の朝、テレビの前で応援していたあの頃の熱い気持ちは、どんな設定よりも強いパワーを持っています。
もし立体物が欲しくなったら、先ほど紹介したHGやNXEDGE STYLEの特徴を参考に、ぜひあなただけの相棒を見つけてみてください。

机の上に龍神丸がいる生活、ふとした瞬間に目が合うだけで勇気が湧いてきて、結構テンション上がりますよ!